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※地球市民の授業は、文部科学省により平成23年度「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験事業」に採択されました。

複雑な社会の中で、幅広い視野を持ち、世界で起こっている諸問題について考えを深めるのが「地球市民」の授業です。今年取り組むテーマは「子どもの権利条約」について。最初の授業では、すべての子どもに「生きる・育つ・守られる・参加する」権利があることを知り、そうでない現実について考えます。

子どもに与えられている権利を読み、自分が大切だと思う項目を挙げて意見を発表。次の授業では、多くの意見が集まった項目について、先生が提示してくれた具体的な事例を元に調べます。教科書は無い科目なので、生徒の興味や時事問題などにより取り上げる話題が変わります。

授業では先生からの講義はもちろん、自分の考えをレポートにまとめたり、それをみんなの前で発表したりと、頭も体も使う授業。取り上げた話題について、クラスのみんながどのように感じたのかを知ることで、改めて自分の考えを見つめなおすきっかけにもなります。

授業の中で取り上げるテーマは、楽しいものばかりではありません。今回の東日本大震災にまつわる子どもの問題も取り上げました。現実に起こっている問題を知り、どのようにして解決すべきか自分の考えを深め、行動を起こすためのきっかけづくりをめざします。

地球市民の授業では、映像を見たり、プレゼンテーションの為の資料を作成したりと、一つの課題について様々な方法でアプローチします。今年度は自分達が考える子どもの権利について、演劇にまとめ、9月に行われる尚絅祭で発表します。

次のステップは自分達の考えを伝えること。授業は15人の少人数制なので、全員の意見を聞きながら話し合いをします。自分と異なる意見も否定せず、相手の話をじっくりと聞いて、意見を交換します。

自分達が考えた意見をまとめ、それをいかに人に伝えるか。演劇という表現方法で伝えようとするときに、どのような言葉と動きで伝えるのかを一つひとつ、丁寧に形にしていきます。

さらに演劇全体の進行や舞台設定などについても、プロの演出家の指導を受けながら作り上げていきます。ひとつのものをみんなで作っていく過程は、話し合いを重ねていくことでもあります。コミュニケーションとはお互いの差異を摺り合わせる能力のこと、というのは劇作家・平田オリザさんの言葉。

尚絅祭での発表に向けて表現方法も学びます。緊張しながらも舞台を体験。観客の方々に、自分達が学び、考えたことを伝えるため体を使って表現します。
授業の中でいろいろなワークを通じて、子どもの権利について多角的に捉え、問題解決への道を探っていきます。
生徒一人ひとりの学力や学習状況にあわせて、各教科の指導に優れた教員が連携。
ていねいに対応することで、着実に学力の伸長を図ります。

数学戸嶋 慎先生
一人ひとりにしっかりとした目標設定を行い、努力しやすい環境を整えています。授業では基礎学力が身につくよう工夫。コンピュータ・グラフィックスも活用して、数学的概念が感覚的にわかるようにしています。

体育宮川 了一先生
尚絅の生徒はみんな高い志を持っています。体育では目標を掲げ、その達成に向けて行動し、評価するという課程を繰り返すことで、自己実現力を高め達成感や充実感を感じる授業を行っています。

社会森田 寿先生
私の担当する社会科では「プロジェクト・ベース学習」を取り入れています。関心のあるテーマを調べることで問題解決能力をつけ、達成感を味わうことで、生徒自らの探求心を育んでいきます。

家庭長田 可奈先生
家庭科では社会に出てきちんと自立できるよう、衣食住の実技を大事にしています。調理実習を通して食に大切さを考え、ボタン付けや箸袋をつくることでものを大事にする心を養います。

英語佐藤 郁恵先生
英語を苦手とする生徒も楽しみながら、基礎学力を高める工夫をしています。少人数に分かれたグループワークを授業に取り入れ、英会話でのQ&A形式などでグループ全体の英語力を高めていきます。

数学嶺岸 祐子先生
計算の基礎を身につけることで数学が楽しくなります。歴史が好きなら江戸時代の数学はどうだったんだろうとか、マンガの中の話を数学的に検証してみるなど、自ら考える探求心も生まれます。