高等学校からのお知らせ

第65回 社会科生徒研究発表会で会長賞

2021/11/04

表彰式の後で

表彰式の後で

11/4(木)に行われた宮城県高等学校社会科教育研究会の第65回生徒研究発表会に、本校から二組が参加し、うち一組が見事最高賞である会長賞を受賞しました。

 第1位にあたる会長賞を受賞したのは、2年髙橋一海さん。小学生の時から9年間続けてきた六郷堀・七郷堀水系の研究から、「身近な水環境のこれからのあり方を問う」と題して、豊富な現地調査と文献調査に裏打ちされた精緻な研究成果を発表したうえで、「失ったら二度と戻ることのない"今ある"環境を、"今から"保存していくべきではないか」と訴え、高い評価を受けました。

 同じく2年の森山優来さん・渡辺音々さんは、「若者が3.11を後世に伝える意味とは」と題して、足掛け2年間にわたる宮城野区若者参画型学習支援事業(まいぷろ)の活動を軸に、震災の記憶が残っている最若年の高校生が、表に出にくい記憶を掘り起こし伝えることの意義について、落ち着いた立派な発表を行い、奨励賞をいただきました。

 この発表会は、近年の探究学習の浸透により、文献調査に加えて社会調査やアンケート、フィールドワークや科学的手法も取り入れられ、また現在注目されている新しいテーマに挑戦する生徒たちも増え、年々目に見えてレベルアップしており、いずれも甲乙つけがたい優秀な研究発表でした。

髙橋さんの発表

髙橋さんの発表

森山・渡辺さんの発表

森山・渡辺さんの発表