中学校からのお知らせ
中学2年生SPP報告
2016/05/30
東北大学大学院医学系研究科と尚絅学院中学校で連携して実施している、SPP(Science Partnership Program)が今年も行われました。
5月26日(木)
尚絅に東北大学の石井准教授をお招きして、生徒たちが事前に微生物について調べたことを発表し、疑問に思ったことを質問しました。またこの日、自分の手の指に付いている微生物を寒天倍地に採取。東北大学で培養・保存し、2日後に観ることとなりました。
5月28日(土)
中学2年生全員で、東北大学に伺いました。まず、先日寒天倍地に採取した手の微生物を確認。目に見えるくらいまで増えているのを見て、生徒から驚きの声が上がりました。
また、手にはどれくらい細菌がいるのかをグリッターバグと手洗いチェッカー(蛍光入りクリーム)を用いて調べました。この方法で手を観ると、綺麗に洗ったはずの手でも、予想以上に細菌が残っていることが一目で分かりました。
その後、菌を染色して顕微鏡で拡大して見てみました。1000倍のレンズで見ると、手の菌がくっきりと映し出され、菌ごとに様々な形があることがわかりました。生徒はそれを色鉛筆でスケッチし、互いに見せ合い、意見を述べ合いました。
分かりやすい実験を通して、科学に対する興味を引き出してくれるこのプログラム。生徒たちには”なぜ?・どうして?”という気持ちを追及し続け、より科学への関心を深めていってほしいと思いました。
※SPP:文部科学省の奨めるサイエンス・パートナーシップ・プログラムに沿って本校で実施しているサイエンス教育プログラム。中学2学年で実施し、興味・関心から一歩前へ踏み出す力を育てることを目的に行っています。